整理収納について学び、伝える資格
整理収納アドバイザー資格について
「整理収納アドバイザー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「片付けをする人」「整理整頓に詳しい人」など、漠然としたイメージが浮かぶという人が多いかもしれませんが「整理収納アドバイザー」とは、れっきとした資格のひとつ。
特定非営利活動法人「ハウスキーピング協会」が認定する民間資格で、家事の社会的価値向上を目的として作られました。整理収納アドバイザーの資格は、整理の基本的な考え方にはじまり、収納の実践ポイントを学びます。
自身の生活に知識を活かすだけでなく、上位の級になればセミナー講師や整理収納サービスを行うといった活動も行えるようになります。みなさんも一度くらいは、カルチャーセンターなどで「整理収納について学ぶ」などのセミナーや講座を目にしたことがあるかもしれません。
家事を行う主夫・主婦向けの整理収納のアドバイスを行うものが多いですが、最近は子供むけ・シニア向けの整理収納教室や、企業向けセミナーなども需要が高まっています。
資格取得の流れ
整理収納アドバイザーの資格は、2級、準1級、1級の3段階があります。2級では、整理の考え方や方法など基本的なしくみや実践を学び、自身の生活に活かすことができるようになります。
1級では、整理収納の基礎知識や実践方法を身につけた上で、整理収納の知識や技術を他人にアドバイスできるようになります。資格のレベルとしては当然1級が上位になりますが、整理収納アドバイザー1級を取得するためには、まず2級と準1級の認定講座に合格しなければなりません。そのうえで、いよいよ1級の試験を受験することになります。整理収納アドバイザー1級の試験は、会場で行われるマークシート試験と、CBT試験と呼ばれるコンピューターを使用した「一次試験」に合格し、さらにZoomによる面談およびファシリテイト体験報告書の提出という2次審査に合格する必要があります。
整理収納アドバイザー1級の資格取得は、少し大変ですが、合格すればセミナー講師や整理収納サービスの提供などを行うことができるようになります。